
円グラフから分かる通り、世界の総資産の50%は人口の1%の人たちによって所有され、全体のわずか18%足らずを全人口の90%で分け合っているという現実があります。
私たちは大多数の人たちに寄り添い、貧困率を下げるため雇用の創出や高賃金をもらえるような環境づくりを様々な活動を通して実現していきたいという気持ちで突き進んでいます。

我が国は、林業専用自走車両などが通れる、林道整備が遅れており、植林から間伐、伐採から製材、再植林までの一貫した作業を行う機械化を進めなくてはならないと考えます。
遠い、北欧からの木材の輸入を許しているのは、自国での機械化が遅れているからにほかなりません。
コウノ鳥は生態系のピラミッドの頂点に立つ鳥ですが、森林には鳥の巣があります。
農地には鳥の食料となる餌があります。農地に毒物を撒く方法は変えなくてはなりません。
除草剤は、かの有名なベトナム戦争で奇形児を生んだ「枯れ葉剤」です。蓄積された有害物質により、魚など様々な生物の繁殖能力が減退します。
兵庫県豊岡市での「コウノ鳥を育む農法」は、良質な水稲を生産し市場に提供します。土壌改良が必要でしょう。
人間により管理された林野と農地は、豊富な養分を地下や河川に放流します。
我が国の有害物質を規制した緩い排水基準を厳しくする政策が望まれますが、同時に上流に遡上できない河川では淡水魚は生きていけません。
食物連鎖を考え且つ生態系を壊さない林業と農業、河川の整備による淡水魚の漁業と近海漁業、養殖事業などは、科学的な機械化を図らなければなりません。
現在の我が国の第一次産業の機械化の遅れは、高齢者には過酷な労働環境であり、若者には魅力のない職場となっています。

日本には四季が存在し、平均年間雨量は1770mmであり、世界平均880mmの、約2倍の雨量に相当するが、その時期は梅雨期と台風期に集中します。工業用水や散水やトイレに使用する上水の提供は運搬熱量と配管費用を要し非生産的です。雨水の利用は直接生産性を向上させます。

我が国には火山帯が存在し、多くの温泉があります。地表から15mの地点の温度は一年中一定(15度程度)しており、温度差はエネルギーを生み出します。地熱発電や冷暖房機への利用などを含め、発電以外のエネルギーの生産性を高めなくてはなりません。
環太平洋火山帯が属する国や地域との、情報の共有や災害時の救援の平等互恵の支援体制を確立する政策が望まれますが、我が国の島々は主に東シナ海や太平洋に於いて、国内外の海難や遭難や災害に対して対応が可能です。それらの小島や陸部や高山では、簡易な一時的非難住居、雨水の利用、集落排水と集落発電が最も有効であると考えられます。

人口が減少している現状に鑑み、生産性を高める工夫をしなくてはなりません。建設工事などはその典型的な例で、現状の建築業者は工期の短縮を工夫しません。全産業に於いて工程期間の短縮は余剰時間を生み出し、他の生産に振り分ける事が可能になり、生産性の向上につながります。
すべての産業に於いて、デジタルとAIを駆使して機械化する必要があります。国の内外に販売できる品質の高いものを創造しなくては、我が国の生産性は上がりません。

我が国は、人口の減少により生産性が落ちています。我が国は「人口減少下」での生産性向上を考察し実行しなくてはなりません。低賃金では生産性は向上しません。貧困は、健康を蝕み、教育の機会を奪い、人の持っている潜在能力を失わせます。高所得の実現には全国を横断する産業別の労働組合や、最低賃金の引き上げが望まれますが、外国人労働力による新たな価値観を持つ異文化の受入は、現状に甘んじている人々の潜在能力を刺激させることができます。
生産性の向上には、非暴力と人権擁護、自然環境の保護と高所得・高福祉が欠かせません。感染危機の時代、すべての分野において「創造の時代」の到来です。

我が国の統治方法は司法・立法・行政の3権分立ですが、現実は、警察と検察と裁判所は争うことをしません。最高裁判所で権力を持つ者は事務総長であり、行政官が人事権を持っています。司法はすでに行政機関として取り込まれて形骸化しており、行政を遂行する官僚と立法府の政治家の二つだけが機能しているのが現状です。
国の将来を決定づける教育と地域を支える地方自治に一定の権力を国民が与えないと、国としての展望は見いだせないことは、新型コロナの到来により証明されたといえます。1960年代に制定された法律を改正し、行政機構を改編し、選挙方式を見直す絶好の機会の幕開けです。
